商品の「内面」をつくる、インサイト思考
商品の「外見」をつくる、アウトサイト思考

インサイトとは、
消費者の潜在意識の中から探り出した「誰も気づかなかった潜在ニーズ」。
インサイトに応える商品をつくることは、そのための機能や情緒価値を商品に織り込むことであり、商品の内面をつくることといえます。

アウトサイトとは、
商品の内面を象徴する商品の装いであり、視覚を通して消費者の潜在意識を捉え購買への消費者心理と行動を誘発する商品の外見といえます。


商品の最適な「内面」「外見」をつくる考え方・ノウハウが、インサイト思考・アウトサイト思考です。

情報爆発と競争が激化した現代の市場において、売り込み=プロモーションが無くても、消費者が発見し口コミによって広がる突破力のある商品づくりを行うための理論です。インサイトは近年、定着した概念ですが、アウトサイトは著者独自の新概念です。

現代のマーケティングにおける最大のハードルは消費者に「目にとめてもらう」こと。すなわち「注意」を獲得することです。そのためには、ひと目見た一瞬で釘付けとなり、思わず手に取ってみたくなるような商品の外見が必要です。その後に商品説明を読んで試してみたくなり、購入せずにはいられなくなる。このように消費者を一連の行動に誘引していく力の源泉は「イメージ・モチーフ」にあります。

イメージ・モチーフとは、

「商品コンセプトを象徴的なビジュアルで表現する具体的なテーマであり、商品の作り手が設定し、商品本体の外観デザインと、商品属性情報(表示)に反映するもの」です。

事例としては写真のような商品が挙げられます。