今日、東洋経済オンラインに「内田有紀が50歳で『美しすぎる』と言われる一方、なぜ私は老けていくのか——年齢を無力化する見た目の科学」という記事を公開しました。
公開から数時間でランキング上位に入り、多くの方から「自分でも試してみたい」「具体的にどうすればいいか知りたい」というご反応をいただいています。
そこで本記事では、東洋経済の記事では紹介しきれなかった錯覚メイクの具体的な実践方法を、美容研究家・上村富美江氏との共同研究から詳しくお伝えします。
「2種類の若さ」——あなたはどちらを目指すか
東洋経済の記事でご紹介したヤフーニュースのコメントに、こんな声がありました。
《「若く見える」にも2種類あり、美容医療を中心にいろいろやっている努力の結果としての若さと、一体何をどうするとこんなに若くいられるのかと不思議に思うほど、がむしゃらさが見えない自然な若さがある》
内田有紀さんが体現しているのは後者——「人生の深みを内側から放つ」自然な若さです。
そしてこの「自然な若さ」は、実は錯覚メイクの技術によって誰にでも近づけるものだと、美容研究家の上村富美江氏は言います。
上村富美江氏とは——パリ×東京の2拠点で活動する美容研究家
上村富美江氏は、パリと東京の2拠点で活動する美容研究家です。欧州と日本、両方の美意識を熟知した立場から、シニア女性の「見た目の科学」に取り組んできました。
上村氏がパリで気づいたのは、欧州の成熟した女性たちの美意識です。フランス・イタリアの50代・60代の女性は「若く見せよう」としません。自分が生きてきた年月を、品と深みとして纏っている。
「50代が20代のメイクを真似しても意味がない。若さを競う必要はない」
この言葉が、上村氏の錯覚メイク理論の出発点です。
50代の顔に起きる4つの変化
上村氏によれば、50代の顔には共通する変化パターンがあります。これを知ることが、錯覚メイクの第一歩です。
①輪郭の末広がり——顎から頬にかけて脂肪が下がり、フェイスラインが重くなる
②こめかみの窪み——こめかみが痩せてゴツゴツした印象が出る
③まつげの減少——まつげが抜け落ち、間が空いて目もとがぼんやりする
④顔全体の下垂——チーク・口角・眉山が全体的に下がり、重く疲れた印象になる
これらが重なることで「老けた印象」が生まれます。しかし上村氏は言います。「大切なのは隠すことではなく、整えること」と。
錯覚メイク4つのポイント
上村氏が提唱する錯覚メイクの本質は「足す」ことではなく「整える」ことです。脳の視覚処理の特性を利用した「錯覚」で、自然な若々しさを演出します。
【ポイント①】隠しすぎない——人生を消さない
シミやしわをコンシーラーで完全に消そうとすると、かえって厚塗り感が年齢を際立たせます。適度なカバーにとどめ、内側から肌そのものを輝かせることに力を注ぐ。「人生を消すのではなく、美しく見せる」——これが錯覚メイクの哲学です。
【ポイント②】内側からのツヤをつくる——品と透明感の源
若い世代のツヤはラメやパールでも成立しますが、大人世代は違います。必要なのは、肌そのものが潤っているように見える「うるおいツヤ」です。ギラギラではなく、内側からにじみ出るような透明感——これがパリの成熟した女性たちが纏う「品」の正体です。
【ポイント③】目もとに量感をつける——自然な存在感
長さを競うのではなく、抜け落ちていくまつげ・間の空いたまつげにボリュームと自然な存在感を与えます。まつげ美容液で育て、マスカラで一本一本を整える。「頑張りすぎた印象」ではなく、凛とした自然な目力が生まれます。
【ポイント④】顔の角度を上向きにする——前向きな印象
チークの位置・口角の位置・眉山の位置を少しだけ上向きに整えることで、視線は自然に顔の上部へ集まります。加齢による「下垂」の印象が払拭され、全体として若々しく前向きな印象が生まれます。これが錯覚メイクの真髄です。
Before/Afterで見る錯覚メイクの効果
上村氏による錯覚メイクの実際の変化を、こちらの動画でご確認いただけます。
同じ人物が、錯覚メイクを施すだけでこれほど印象が変わります。これは整形でも美容医療でもありません。脳の視覚処理の「錯覚」を利用した、科学に基づくメイクの力です。
今日からできる「年齢を無力化する3つの実践」
東洋経済の記事でもご紹介しましたが、錯覚メイクだけでなく、日常の3つの習慣が「年齢を無力化する見た目」をつくります。
【実践①】紫外線ケアの徹底 肌老化の原因の約8割は紫外線によるものです。継続的な紫外線ケアを習慣にすることで、10年分の加齢を最大2歳程度に抑えることも、理論上は可能になります。
【実践②】笑顔を意識する 笑顔は人を5倍引き寄せる力があることが研究で示されています。さらに脳内でセロトニンとドーパミンの分泌を促し、自分自身の気分も前向きにします。「自分らしく魅力的でいられる」という意識が表情に宿ったとき、それは人生の深みを内側から放つ魅力になります。
【実践③】錯覚メイクで「整える」 上村氏の4つのポイントを今日から少しずつ試してみてください。一度に全部やろうとせず、まず「顔の角度を上向きに」から始めるのがお勧めです。
「年齢を無力化する見た目」は誰にでも再現できる
内田有紀さんの美しさを支えているのは、特別な遺伝子でも莫大な美容投資でもありません。
「若さを競う」のではなく「人生の深みを内側から放つ」——この意識の転換が、誰もが近づける「自然な若さ」への扉を開きます。
東洋経済オンラインの記事では、この「自然な若さ」の科学的なメカニズム(トドロフ理論・ハロー効果・寿命7.5年延長の研究)を詳しく解説しています。ぜひ合わせてお読みください。
▶ 内田有紀が50歳で「美しすぎる」と言われる一方、なぜ私は老けていくのか——年齢を無力化する見た目の科学
宮本文幸 桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授/「見た目」戦略研究家