モノとヒトの「売れる見た目」づくりで貢献します 

はじめまして。 桜美林大学の宮本文幸です。

わたしの専門は、プロダクト・アピアランス研究と「見た目」評論。

資生堂のマーケターとして”売れる”商品パッケージなどの開発に携わった後、現在はモノとヒトの「売れる見た目」づくりの研究に取り組んでいます。

特に「店頭に置くだけで大ヒット」する究極の商品づくりに関する理論や手法の研究開発では、日本に最大24兆円の経済効果をもたらす可能性を提唱し、実務者向け書籍『ゼロ・プロモーション・マーケティング』を株式会社同友館様より出版しました。

21世紀はネット社会となり、膨大な情報が氾濫し、国内外の企業が毎年、膨大な数の新製品を発売しています。このような中で自社製品に目を向けてもらうことさえ難しく、多くの企業は宣伝・広告に加えSNSを駆使して日々努力されていることでしょう。

このような中にあっても「店頭に置きさえすれば自然と大ヒット」する商品を創ることは可能なのです。

そのために考えるべきことはたった2つ。 

 ー 商品の中味を考えるインサイト思考

 ー 商品の外見を考えるアウトサイト思考

です。

この理論の発端となったのは、私自身が企画開発に携わった「殺菌デオドラント エージープラス」という商品です。この商品はまさしく「店頭に置いた」だけで、その数週間後には店頭POSのナンバーワンに躍り出たのです。

その後、世界を見渡すと、このような事例がいくつかあることがわかりました。

私はこれらの現象がどのようにして起こるのか、好奇心が抑えきれず、その研究に没頭しました。そして、その主要因がパッケージ・デザインに施された、商品特長などを象徴する「イメージ・モチーフ」という概念にあることを突き止めました。さらにそれによる消費者の深層心理のメカニズムを解明し、その効果が化粧品類だけでなく飲料や家電製品などの幅広い商材分野と日本人だけでなく中国人や米国人でも応用できるというように、とても広範囲での有効性が明らかになってきたのです。

またそれによる日本の経済効果は年間最大24兆円の規模が見込まれることがわかりました。

世界経済から見て、日本はこの30年、本来の輝きを失ってしまいました。かつて日本が輝いていた原点には、精緻でていねいなモノづくりによる高品質に加え、おもてなし精神にもとづく心配りなどが息づいた繊細な製品づくりがあったと思います。この新理論はまさに、このような日本独自の職人的な技術に加え、アニメ文化などの独自の美意識や世界観・ストーリー構築力などが活かせるものであるといえます。

日本でこの理論を活かすことこそが、皆様の企業の成長性・収益性を格段に高めるのはもちろん、その先にモノづくり大国『日本ブランド』の再生がもたらさせることを確信しています。

モノづくりに携わる全ての日本企業の皆様へ。

是非、この理論を知っていただき、興味をもっていただき、一緒に魅力的な商品づくりと明るい未来づくりに取り組ませていただきたく存じます。

桜美林大学 マーケティング&消費者心理研究室

教授 博士(経営学)      
宮本 文幸(みやもと ふみゆき)

〒169-0073 東京都新宿区百人町3丁目23−1
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