どら焼き × マカロン の新価値創造
2つの概念の融合による新しいカテゴリー創造の事例です。
どら焼きをマカロンのようにアレンジした新しい和菓子。見た目=アウトサイトは、まさに2つの概念を融合した形といえるでしょう。
今年の5月に「和カロン」の専門店”和果”の第2号店が大阪府堺市の堺東駅の近くにオープンしました。老舗和菓子の高山堂の餡子を使用するなど素材にもこだわりが込められています。
小さい円形のどら焼きの2枚の生地の間に様々な中味をはさんであり、そのバリエーションがそのまま目に訴えてきます。見た目のかわいさとバラエティ感に、スイーツ好きの人たちは思わず吸い寄せられてしまうと思われます。
インサイトの入り口は「今までに無い新しいスイーツを楽しみたい」という飽くなき渇望感に応えるものではないかと思われます。ただし実際に食べてみて「こんな味わいは今まで無かった」「しばらく食べないとまた食べたくなる」というような気持ちにさせることができないと、本当の意味でインサイトに応えたものとはいえず、ブームで終わってしまう可能性もあります。
例えはチーズおかきのように、和洋折衷でほかには無い、また食べたくなる味わいを作れているのか。スーパードライのように「キレの良い辛口」といった多くの人が気づいていなかったが実は求めていた味わいが実現できているか、がロングセラーとなるか否かの分かれ目といえるかもしれません。
2つの概念を融合した新カテゴリー創造の事例として、見守りたいと思います。
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