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宮本 文幸 公式サイト | 「見た目」戦略の科学

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典型的な成功事例

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2022年5月20日

典型的な成功事例

ゼロ・プロモーション・マーケティングの典型的な成功事例を2つご紹介します。

殺菌デオドラント「エージープラス」

2001年に発売した商品です。著者が直接、商品企画・開発に携わりました。当時のデオドラント市場は「エイトフォー」「バン」などの香りを楽しむエチケットを売りにした商品が主流を占めていました。

その状況下で、「銀イオンによる殺菌消臭」をコンセプトとしたこの商品を発売したところ、店頭に商品を陳列しただけで、テレビCMなどが一切無い状況の中で、店頭POSがみるみる上昇し、売上No.1に躍り出たのです。

この商品のアウトサイトは「銀イオン」をイメージ・モチーフにしたデザイン(銀とプラスイオンの2つの球体が合体した形状)であり、商品名は銀イオンの科学記号、というように商品コンセプトを象徴し表現するものとなっていることがわかります。

ストッキング「レッグス(L’eggs)」

2つめの典型事例は1969年にアメリカで発売されたストッキングです。卵型の容器に入ったこの商品は、まずは一部の店舗で実験的に販売したところ、予想以上の売れ行きとなり、瞬く間に全米に広がって40%ものシェアを占めるまでになりました。

この商品のアウトサイトは「卵」をイメージ・モチーフにしたデザインであり、商品名はストッキングを装う「脚(レッグ)」と「卵(エッグ)」を合体させたもの、というように商品コンセプトを象徴し表現するものとなっています。

これらの事例はたまたま起こった偶然の出来事ではありません。そこにはヒットするべき必然的な共通の仕掛けが存在しているのです。

商品を一目見ただけで「釘付け」となり、思わず手に取って説明を読んだり、試用してみるなど、購買へ向けた行動を引き起こす力が備わっています。このような消費者の潜在意識に働きかけるメカニズムは、「インサイト&アウトサイト思考」によって再現することが可能なのです。

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宮本 文幸
ヒトとモノの「売れる見た目」を科学する
桜美林大学 ビジネスマネジメント学群 教授

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